先に結論
絶対にやめて下さい!!
ここ最近、一部界隈ではキャンプがブームとなっております。
その波に乗ってか、「オイルランタン」や「アルコールストーブ」が人気を博し
沢山のメーカーから様々な種類の製品が発売されています。
この2つ、どちらも液体燃料を使うキャンプギアですが
それぞれ
- オイルランタン:「灯油」または「パラフィンオイル」
- アルコールストーブ:「燃料用アルコール」
を使用します。
ソロキャンプやバックパックキャンプでは、出来る限り荷物は減らし、軽量化したい所ですよね?
「オイルランタン」と「アルコールストーブ」燃料を兼用出来ないか?
っと思われる方も多くいらっしゃるのではと思います。
先に結論から申し上げますと。
『絶対にやめて下さい!』
兼用する方法を探してこのページに着て頂いた方、申し訳ございません。
ただ、本当に危険なので早々にあきらめて頂きたく思います。
では、そもそも何が違うのか?っをご説明させて頂きます。
今回「パラフィンオイル」は「灯油」の代替品の為、
「灯油」=「パラフィンオイル」にてご説明させて頂きます。
※本当は「=」ではないですが
「オイルランタン」で「燃料用アルコール」を使うとどうなるのか?
- 最悪の場合爆発します!
- 燃料が吹き出し、辺りが火の海に・・・
「アルコールストーブ」で「灯油」を使うとどうなるのか?
- 鍋や「アルコールストーブ」本体または食材が煤だらけになる。
- 火力が安定しない、そもそも着火し辛い
なぜ上記のようになるのか、それは各燃料の特性によるものです。
『灯油』の特徴
灯油は引火点が約40℃と高く、揮発性が低いため比較的安全に使用出来る燃料です。
その為、家庭内で使用する石油ストーブ等に使用されています。
引火点が高い事で、言い換えてしまえば燃えづらく、不完全燃焼により
煤が発生してしまします。
アルコールストーブは完全燃焼する事で火力を上げ、且つ安定させる構造となっておりますが
その構造を灯油では上手く使えず、火力が安定しなくなります。
『燃料アルコール』の特徴
燃料用アルコールの引火点は約11℃と灯油に比べ低く、揮発性が高いです。
オイルランタンの燃料タンク部分は機密性が高くなっており、使用しているうちにタンク内で気化したアルコールが充満し、引火点に達した際に爆発!
もしくは、タンクから燃料が吹き出し、そこに炎が引火しあたりが火の海になってしまう可能性があります。
「オイルランタン」「アルコールストーブ」共に燃料の特性を活かした形状になっておりますので、絶対に燃料の混同、兼用はやめて下さい。
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